Ruta Indrasiute
リトアニア南部、自然の美しいズッキヤ地方に暮らすルータさんは、田舎の暮らしを独特の色彩で伸び伸びと陶器に描きます。自宅の地下に窯があり、キッチンは作業場にもなり、暮らしそのものが創作の場になっています。ルータさんが描くのは、野原に咲く花々や、湖に潜む魚たち、鳥や兎やリス、パンを焼く女性や農夫など。身の回りの自然や出来事が主役。昔からの暮らしを垣間見ることができる、ドキュメントのような側面も持ち合わせています。リトアニアの赤土でつくられた器は、実用にもなりますし、絵を飾るような気持ちで暮らしに彩りを添えてくれます。